犬飼新会長が発言したことで最近にわかに話題になっています、Jリーグ秋春制度。
秋春制、機が熟した頃に一度は試してみる価値はあるかもしれない、とは思っています。けど
発言から犬飼さんは、何が何でも任期中にやりたいような印象を受けました。
わかりやすい改革者然とした態度ですが、個人的な感覚では
Jリーグは今はまだ、抜本的な改革が必要な時期には少し早いのではないか?と思っています。
そんなわけで、私は現時点で犬飼さんが掲げている構想は、反対です。
と言うより周囲の意見を聞いていると、スタジアムに足を運ぶ層のいったい何割が賛成しているのか?という感じがしますね。
正直言って発言そのものがかなりメチャクチャなので、致し方ないかなと思いますが。
せめて皆が納得するメリットがあればと思いますがそれにも、
非常にわかりやすいデメリットにも、きちんと触れていない点も気になります。
新卒の入団時期がうんぬん…と仰っていましたが、ソフトはどうにだってなる事で問題はそこじゃない。
ハードの問題…ヒーターの取り付け、人工芝などのスタジアムの改修。北国の練習場整備、積雪の対応、
誰がその費用を捻出するのか。
まさか自分のポケットマネーから出すわけでもないでしょう
負担はクラブ?行政?
お金という一番の問題を、実現可能なレベルにまで煮詰めて
初めて反対派と議論が可能ではないかと思うのですが……。
それに、観客数減少は逃れられない現実だと感じます。
だって真冬の観戦って、本当に本当に本当に辛い!
体中にホッカイロを貼り付けて、何枚もアンダーを重ね着して、ブランケット持参して、それでも段々手足の感覚がなくなっていく感覚……
みぞれ舞って目が開けられない中、試合を観る辛さ……
まさに苦行!まさにドM!(笑)
それでも私はスタジアムへ行くでしょう。レイソルが好きだからね。
でも子供やお年寄り、ライトなファンが敬遠するのが、目に見えるようです(T_T)
暑い中待つよりも、北風吹きすさぶ中並ぶ方が何倍も辛いです。
そして人工芝での試合の提唱…これには本当にガッカリしました。
Jリーグの理念はどこへ行ったのか。
選手は人工芝ですが、小学校には天然芝を植えています!なんてね。
実現したら、今までJリーグのあり方を応援し続けてきた身としては、とても悲しい事です。
犬飼さん、大義を曲げてまで、ほんの僅かなメリットを採る意味はなに?
筈、とか思う、ばかりの発言。サッカー界のトップに、そんな個人的感想で動いて欲しくなかったというのが、本音です。
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